月別アーカイブ: 2013年7月

大萩康司


10月6日(日)コンサート出演
動画演奏曲「Tango En Skai」撮影:ねるやま研究所

高校卒業後にフランスに渡り、パリのエコール・ノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院で学ぶ。1998年、ギター国際コンクールとして世界最高峰とされるハバナ国際ギター・コンクールにて第2位及び審査員特別賞(レオ・ブローウェル賞)を受賞。2002年から4年間、イタリアのシエナで開かれるキジアーナ音楽院でオスカー・ギリアに師事し、4年連続最優秀ディプロマを取得。
2003年に行ったワシントン・ケネディ・センターでの初公演は、インターネットにより全世界に同時配信された。2005年にはキューバの音楽見本市「CUBADISCO 2005」にクラシック・ギタリストとしては日本人で初めて招聘され、キューバ国立交響楽団(セナイダ・ロメウ指揮)とアランフェス協奏曲を演奏し、大成功を収めた。2006年にはコロンビアのボゴタで開催された「コンペンサール・ギターフェスティバル」に招聘され、ソロ・リサイタルが熱狂的な支持を得た。2007年韓国、2008年台湾でのリサイタルも実現。
2010年にはキューバにてオルケスタ・シンフォニカ・ナシオナル創立50周年の記念コンサートに招聘され、ピアソラ「ギターとバンドネオンのための二重協奏曲」を演奏し、好評を博した。同年、フルート、ヴァイオリンとのトリオで国際交流基金によるカナダ5都市ツアーに参加したほか、上海でのギター・フェスティバルにも招聘された。また、台湾ではロドリーゴ「アンダルシア協奏曲」、レオ・ブローウェル「ジスモンチアーナ」を披露するなど、世界各地に活躍の幅を広げている。
2000年にビクター・エンタテインメントからCDデビュー。これまでに12枚のCDおよび2枚のDVDをリリースしている。
ルネサンスから現代曲まで多彩なレパートリーを持ち、ソロ、室内楽、協奏曲と幅広く取り組んでいる。ジャズ・ギタリストの渡辺香津美、小沼ようすけらとの共演や、東京シティ・バレエ団、ダンサーの近藤良平とのコラボレーションなど、ジャンルを超えた活動を展開し、TV、ラジオ、雑誌での露出も多数。
ギターをアルベルト・ポンセ、福田進一、エドゥアルド・フェルナンデス、ウィリアム・カネンガイザー、オリヴィエ・シャッサン、キャレル・アルムス、中野義久、萩原博の各氏に、ソルフェージュを山田順之介、リュート、テオルボ、バロック・ギターをエリック・ベロックの各氏に、室内楽をラスロ・アダディ氏に師事。
第6回ホテルオークラ賞、第18回出光音楽賞受賞。宮崎県生まれ。
http://ohagiyasuji.cocolog-nifty.com/

伊藤ゴロー


10月5日(土)ワークショップ 6日(日)コンサート、ワークショップ出演
動画演奏曲「GLASHAUS」撮影:ねるやま研究所

作曲家、ボサノヴァ・ギタリスト、プロデューサー。
布施尚美とのボサノヴァ・デュオ naomi & goro、ソロ・プロジェクト MOOSE HILL(ムース・ヒル) として活動する傍ら、映画やドラマ、CM音楽も手がけ、国内外でアルバムリリース、ライブを行う。commmonsよりリリースのPenguin Cafe Orchestra 『tribute』『best』、原田知世直近の2作『music & me』『eyja』、ボサノヴァの名盤『GETZ/GILBERTO』誕生から50年を記念したトリビュート盤『ゲッツ/ジルベルト+50(Verve/UNIVERSAL)』などのアルバムプロデュースも行なう。2011年より原田知世と歌と朗読の会「on-doc.(オンドク)」で全国ツアーを、2012年より詩人の平出隆とTone Poetryも開始。
http://itogoro.jp

おおはた雄一


10月5日(土)コンサート、ワークショップ出演
動画演奏曲「Diddie Wa Diddie」撮影:ねるやま研究所

1975年茨城県生まれ。ブルースやフォークミュージックをルーツとするシンガー・ソングライター、ギタリスト。2004年、1stアルバムを発表。現在までに6枚のオリジナルアルバムをリリース。 代表曲「おだやかな暮らし」は、クラムボンなど多くのアーティストにカバーされている。自身の活動に加え、映画音楽、楽曲提供(原田郁子、畠山美由紀など)、CM音楽(永谷園あさげ 等)やナレーション、レコーディングセッションでも数多くの作品に参加。最近では、ハナレグミ、YO-KING、持田香織らのツアーやライブにもギタリスト参加。ドラムスの芳垣安洋(ROVO)・ベースの伊賀航とのトリオや、坂本美雨とのユニット「おお雨」などでもライブやフェスに出演。2012年最新アルバム「ストレンジ・フルーツ」をリリース。
www.yuichiohata.com

小沼ようすけ

yosuke  アー写

小沼ようすけ

海とギターが調和した瑞々しいサウンドで知られる小沼ようすけは、現在までに発売された8枚のアルバムがいずれも好評を博し、日本を代表するジャズ・ギタリストの一人として注目され続けている。1995年、ヘリテージ・ジャズギター・コンペティション日本代表、ナッシュビルで行われた世界大会で3位になったことを皮切りに、1999年、ギブソン・ジャズギター・コンテストにて優勝して、2001年にアルバム「nu jazz」でソニーミュージックよりデビュー。アメリカで流行していたジャムバンド・シーンにリンクしたオルガン・サウンドとファンキーなギターによるグルーヴ・ジャズ・スタイルの作品により、瞬く間に脚光を浴びる存在となった。ジャズ・ギタリストとしての矜恃と真摯に向かい合うべく制作された4作目「スリー・ブライマリー・カラーズ」(2004)では、リチャード・ボナ(b)、アリ・ホーニッグ(dr)と共に三位一体となった真剣勝負を繰り広げ、次世代のジャズ・ギターをリードする新しい個性として名乗りを上げることに成功した。その評価は、日本最大のジャズ・フェスティバル“東京ジャズ”に2005、2006年と2年連続で出演、2007年にはジャカルタで行われたJAVA JAZZ FESTIVALに招待されたことからも窺い知ることができる。同年、小沼はロサンゼルスにて名匠アル・シュミットをエンジニアに迎え、ギターと共に生活の一部としているサーフィンにインスパイアされた6作目「ビューティフル・デイ」を制作。自分色を加えた新しいサウンドは、“サーフ・ミュージックへのジャズからの回答”と評された。以降、サーフ系フェスティバルからの招待や、サーフィン雑誌からのインタヴュー取材など、既成のジャズの殻を打ち破るオリジナリティのあるジャズ・ギタリストの道を歩んでいる。最新作は「ビューティフル・デイ」のコンセプトを発展させて、カリブ諸島グアダループのリズム”グォッカ”を取り入れたダブル・パーカッション編成による”ジャムカ”。